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『平成くん、さようなら』【書評】〜アートとしての一冊〜

こんにちは、ハカセです!!

 

最近では、朝の顔ともなりつつあるほど人気の社会学者、古市憲寿さんの著書、

 

『平成くん、さようなら』

 

を読んだので、書評していこうと思います!!

 

かなり話題の一冊なので、気になっている方も多いのではないでしょうか???

 

では、始めて行きます!!

 

もちろん、ネタバレはなしですよ!!

 

超絶ざっくりあらすじ

 

まず、かなりざっくりとした、事前知識としてのあらすじですが、

 

舞台は、”安楽死”が合法化された現代日本。

 

平成を象徴する人物として、現代的な生活を送る「平成くん」は、恋人に”安楽死”をしたいと告げる。

 

平成くんと、恋人との生活を通じて、我々に今を生きることの意味を問い直す。

 

正直な感想

まず、全体を通しての正直な感想を言ってしまいます。

 

「ほとんど、良い気持ちにはならなかった。不快感の方が多くの割合を占めていた。」

 

これが、正直な感想です。

 

「安楽死」がメインのテーマということもあり、

 

常に暗い感情が取り巻き、感動的なシーン、笑えるシーンなど、様々なシーンがありますが、

 

常に、読み手がどんな反応を示すのが正解なのかさっぱりわかりませんでした、、、

 

というと、とてもこの本を悪く思っているようですが、

 

違います。

 

この、「常に一定の不快感を感じる」ということが、この本のすごい点であるんです!!

 

では、その理由を説明して行きます。

 

エンターテインメントとアート

あなたは、エンターテインメントとアートの違いを説明できますか??

 

答えは、

 

エンターテイメントは「快」を与え、

 

アートは「不快」を与えるもの。

 

という違いです。

 

アートが「不快」を与えるものということに疑問を持ったかと思います。

 

アートとは、本来、見たり感じたりした人の心に、傷を与えることによって印象を残し、

 

結果的に、その人に”何か”を与えるものなんです。

 

つまり、本物のアートとは、「不快」を与えるものであり、

 

SNSで言えば、いいねがもらえないものなんです。

 

ここで、『平成くん、さようなら』に戻りましょう。

 

『平成くん、さようなら』は、読者である僕に、常に不快感を与えていました。

 

これはまさに、アートである証拠だと僕は思うのです。

 

その他の良い点

まさにアートであるという点以外にも、良い点はありました。

 

舞台が”現代日本”ということもあり、登場する固有名詞がかなり現代的でした。

 

Uberやらスマートスピーカーなど、まさに現代日本というものばかりが登場し、

 

親近感をかなり感じることができます。

 

また、ファッションに興味のある人であれば、

 

マルジェラやらサカイなど、「知ってる!」と思えるブランド名も多く登場します!!

 

このように、不快感の中に散らばるアトラクションも、

 

この本の魅力だと思います。

 

最後に

この本は、一つのアートだと思って読んでみることをお勧めします!!

 

読みながら、”自分は今どんな感情を抱いているか”に注目して読むと、

 

普通に読むよりも何倍も楽しめると思います!!

 

今回は、以上でーす^^

 

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